院長ブログ

2009年11月18日 むし歯ができる4つの条件

皆さんは虫歯ができる原因は何だと思いますか?

 

甘いもの?虫歯菌?遺伝?

 

これらはむし歯を作る原因のひとつひとつに過ぎません。虫歯を防ぐには歯について正しく知る必要があります。そこでまず、ナゼ虫歯になるのか?をお話したいと思います。

 

甘いおやつを我慢したり、一生懸命歯磨きをしても、虫歯菌がたくさんいる人はむし歯になりやすいですし、逆に子供のうちから正しい歯磨きや食生活を身につけ、虫歯菌を退治しておけば甘いものを食べても虫歯になりにくいことがわかっています。

虫歯菌・環境(歯)・食べ物(糖分)・時間

 

つまり虫歯菌を受け入れる環境(歯)があり、その表面に住みついた虫歯菌が糖分を栄養とし一定以上の時間が経過するという条件がそろってはじめて虫歯になります。だ液の量や質も虫歯になりやすさに影響を与える大きな因子です。

 

通常口の中はpH7(中性)に近い状態です。ところが食べ物を口にしてから2~3分後には口の中は酸性に傾きはじめます。歯からミネラル分が溶け出すことを脱灰(だっかい)と言います。pH5,5を超えると脱灰が始まります。脱灰はむし歯の前兆です。だ液の力でpHを元に戻そうとします(緩衝能)が、だらだらと食事を続けているとだ液の働きが間に合わず酸性の状態が続いてしまい歯のミネラルが溶け出してしまいます。

 

特に、おやつであめ玉をずうっとなめているのは虫歯になってくださいと言っているようなものです。あめ玉を食べることが悪いことではありませんが、出来るだけ食事の後にまとめて食べるようにしましょう。

 

あと、かわいい孫に1個だけと時間を決めずにおやつを与えるおじいさんおばあさん、1個くらいだったら虫歯にならないからアメちゃんあげるね、と気軽に子供達にお菓子を上げる大人たち。子供たちに罪はありません。本当に子供達がかわいいと思うなら、あめ玉も種類(キシリトール)や時間を決めて与えてください。

 

やまぐち歯科では虫歯のなりやすさを測定するサリバテストを行っています。口の中の菌の数やだ液の出る量や力が測定できます。ガムが噛めれば小さなお子様でも受けていただくことが出来ますし、妊娠中であれば母子感染、家族感染を未然に予防することが可能です。是非ご家族でご自分のお口の環境を確認してみてください。新たな発見があると思いますよ。

 

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