院長ブログ

2010年1月23日 カリオグラムについて

カリオグラムについてお話したいと思います。

 

カリオグラムは前回お話させていただいただ液検査(サリバテスト)の検査結果を中心に、食事内容やフッ化物の使用、病歴、服用薬などをデータとして入力することにより、う蝕に関するさまざまな因子の相互関係を目に見える形に表現してくれるソフトです。

文字に書くと大変解りにくいのですが、

 

IMG_4009.JPGのサムネール画像のサムネール画像

緑色:う蝕を避けることの出来る可能性

黄色:環境

水色:感受性

赤色:細菌

紺色:食事

このような感じに視覚的にカリエスリスクを知ることが出来ます。

 

カリオグラムの目的は、近い将来新たなう蝕を避けることが出来る可能性を予測でき、またこの可能性にさまざまな因子がどの程度関与しているかも表現できます。このソフトによって新しいう蝕が出来てしまう前に予防的処置をとることを患者さんに勧めることが最終的な目的です。

 

IMG_4009.JPGのサムネール画像

先ほどもお話したようにカリオグラムは5つの領域に色分けされています。それぞれう蝕に関連のある異なったグループを意味しています。緑の領域が大きいほどう蝕を避ける可能性が高くなります。

 

検査を受けられた個人個人について、どの因子がその人のカリエスリスクになっているかを示しています。カリオグラムを読み取ることによってリスクのある状況を改善するにあたり、何に焦点を当てれば最も高い効果が得られるかが理解できます。

 

きちんとデータを出すことによって、新しいむし歯が出来ることを未然に防ぐことが可能です。まず一度検査を受けられてご自分のお口のなかの環境を把握し、むし歯の出来にくいお口作りを一緒に始めてみませんか?

 

また検査は一度きりではありません。残念なことに今回虫歯になってしまい、かぶせ物を入れることになった場合や、病院での薬の量が増えた、また妊娠中などはお口の環境はガラリと変わります。またキシリトールを併用したり、食事内容の変化によってもお口の環境は変わります。そのような時にも是非受けていただきたいと思います。将来大事な歯をむし歯で失わないためにスタッフ一同お手伝いさせていただきます。

 

歯を失う2大疾患のう蝕と歯周病(約90%)。そのう蝕についてお話しさせて頂きました。次回は歯周病を客観的に判断するソフトについてお話しさせていただきます。

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