院長ブログ

2010年8月21日 抜かなきゃよかった・・・

こんにちは、Free Caries,No Dentureを目指す歯科医院のぐっさんです。

 

最近、来院者さまから『ここ(やまぐち歯科)に来て、歯の大切さがよくわかった』とよく言っていただけるようになりました。また、スタッフと来院者さまの会話で『じゃあ、ここはどうやって磨けばいいの?』『へえっ、全然知らなかったあ!!』という声が聞こえてくると、思わずうれしくなってしまいます。

 

皆様が自分で歯を守ろうとする意識が高まってきているんだなあと実感できます。歯科医師の仕事は、破壊されたり失ってしまった歯を修復することに重きを置きますが、歯科医院は決してそういう場所ではありません。皆様の大事な歯を守り育てるところです。

 

歯も形があるものなので、いずれは壊れたり失ったりすることがありますが、大事に管理されていれば一生使うことのできる大切な宝物なのです。最近でこそ、若いお母様方の関心が高まりフッ素を塗りに来られたり、歯磨きの練習をされたりと非常に熱心だと思います。とても素晴らしいことだと思います。しかし、小学生に上がったとたん、多くの方がお子様まかせという方が結構見受けられます。そして、夏休みになるとむしばになってしまっている・・・。ちょっと待ってください。低学年のお子様は自分で磨くことはできても、汚れを正確に落とすことは難しいと思われます。できるならば、夜の仕上げ磨きは続けてあげてください。親子のスキンシップになると思います。そして理想的には大人の歯にすべて置き換わるまでの虫歯の関しては保護者の方が責任を持ってあげるべきだと思います。そして、大事な宝物をお子様に渡してあげてください。きっと彼等が大人になったとき感謝されると思いますよ。

 

また、最近お見えになった来院者さまは80歳過ぎで歯が1本もありません。新しく入れ歯を作ってほしいとのことですが、支えとなる土手の骨も薄く難症例です。聞くところによると、ご本人は商売をしておりなかなか歯医者には掛かれなかった。60過ぎに入れ歯を作る際、1つ目の歯科医院で歯は残しておいたほうがいいですよと説明があったそうですが、忙しいので他の歯科医院で健康な歯を含め残っている歯を全部抜いてもらった!!ということです。今となっては「抜かなければよかった・・・」とずいぶん後悔されていました。

 

皆様はこのお話を聞いてどのように思われたでしょうか。私は、いとも簡単に歯を抜いてしまう歯科医院に驚きを隠せません。その場は良くても、数年後のご本人のQOLを考えたとき、少しでも譲歩はできなかったのでしょうか。非常に残念に思われました。

 

やまぐち歯科では来院者の皆様との会話と口腔内の環境改善を大切にしています。皆様の悩みや希望、また治療することによってのメリット、デメリットを長期的計画に基づきお話させていただきます。早く治療を進めたいとおっしゃるお気持ちもわかります。しかし、大事な皆様のお口の中をこれ以上不用意に傷つけないためにも、環境改善は大事です。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

それではまた。

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